概要
- 日時:2021年9月
- 主体:YOUTRUST
- 施策:資金調達リリース期にブランド広告としてOOHを実施
いい仕組みポイント
1. UGCを再利用
YOUTRUSTユーザーの実際の投稿を広告素材として活用してる。実際の投稿を使うことで、「すごい人は、ここにいる。」というブランドメッセージを一方的に伝えるだけではなく、その言葉を証明する裏付けのような意味合いもある。UGCはユーザーが自発的にコンテンツを生み出してくれるためプラットフォーム側の負担は減るが、一方でサービス内にコンテンツが閉じてしまうことが多く、その内側が見えてこないデメリットもある。今回は広告という多くの人の目に触れる場にコンテンツを引き釣りだすことで、サービス内の特徴やカルチャーを感じさせることにも繋がっている。こうした二次活用は他のUGC型、プラットフォーム型サービスでも参考になる手法だと感じた。
2. ユーザーが自発的に広げたくなる
投稿を広告利用する際はひとつひとつ許可や連絡も取られてるはずで、手間はかかっているはず。そうした事前の情報提供が、ある種の共犯関係を生み出し、ユーザーも自分ごと化しやすい要因になったのではないか。もちろん自分の投稿(オピニオン)がリアルの場で多くの人の目に触れる機会はなかなか存在しない。さらに「すごい人は、ここにいる。」のサンプルとして世の中に示されるなんて悪い気はしない。だからこそ、自ら現場にでかけ、ソーシャル投稿をするという自発的な行動が多数見られたのだと思う。
3. 局所的でもソーシャルで話題化
こうしてユーザーの自発的なソーシャル投稿を促すことで、実際に現地に足を運べない人にもブランドがリーチすることができていた。特に巻き込むユーザーがオピニオンリーダーであり、ソーシャル上での波及力も有する人たちばかりだったこともあり、一種のムーブメントとして広く拡散することにも繋がっていた。OOHはそのエリアを通る一部の人だけにしか届かないメディアのように捉えていると勿体無い。どれだけソーシャルやオーガニックパブを賑わせ、そのリーチ効率を最大化させるかが大事な視点になるんだろう。
効果メモ
- 資金調達リリース以降2週間経過後の実績(参照)
- 新規登録者数 -前月同期比較:380% CPA(広告費用 / 新規登録者数) -前月同期比較:105%