フライドチキンの作り方をVRで研修

目次

|概要

  • 日時:2017~
  • 主体:KFC(USA)
  • 施策:社員研修のためにフライドチキンのつくりかたをレクチャーするVRを導入

|良い仕組みポイント

1. VR導入によるメリット


10分もかからないVRで、ケンタッキーフライドチキンのフライドチキンの作り方をVRで教わることができる。作り終えれば脱出できるという設定で、実際にカーネルサンダースの声とロボットアームが手ほどきをしてくれるため、利用者はゲーム感覚でフライドチキンの作り方を学ぶことができる。動画を見るとデザインや進行が、どこか有名テーマパークのアトラクションの雰囲気を感じさせる。

VRを使うことには様々なメリットがある。まず、時間や場所の制約がなくなる。KFCによると、このVR導入によって実際にやると25分かかる研修が10分で終了できるようだ。それに付随して人件費や教材費が節約になることも会社にとって嬉しい。また、利用者サイドとしても楽しく研修に参加できるため習熟度が上がり、より効率的な育成が期待される。

2. 外部にも効果がある


このケンタッキーフライドチキンの研修のよいところは、これが内部向けの施策であるにもかかわらず外部にとって良いプロモーションになったことである。意図しなかったものではなく、しっかりと外部にも流れることを前提に作っていたのかもしれないが、VRを導入しそのプレイ映像までも見ることができると見ている側としても大変興味深く感じる。普段あまり見ることができないケンタッキーフライドチキンの裏側をVRで誰もが見ることができるので、一般消費者は秘密を探るような感覚でVR映像の虜になる。このように内部にも外部にも好影響を与える良いアイデアである。


|効果メモ

  • KFCによると、実際にやると25分かかる研修がVRで10分で終了できるそう。

|参考

チキンの揚げ方をVRゲームで学ぶ KFCが研修効率化 | Mogura VR

ケンタッキーフライドチキンの研修用VRゲームは「Job Simulator」と「ソウ」のミックスだ

【VR研修】VR研修のメリット・効果、最新VR研修事例9つと提供企業5つをご紹介!

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