目次
|概要
- 日時:2016年10月〜
- 主体:各地
- 施策:
- 放置自転車に悩まされていた自治体や企業が看板を設置。
- 「自転車捨て場」や「不要自転車」と表現をすることで放置行動を抑制。
- 一方で法的な課題点も存在している。
- 無断駐車をしたこと=自転車の所有権を放棄したとはみなしづらい。
- よって、本当に持ち帰ると窃盗罪や遺失物等横領罪が成立する可能性がある。
|いい仕組みポイント
1. 言葉の表現一つで心理的圧迫
「ここには駐車してはいけません」「自転車を放棄しないでください」ストレートにこう言われても、もしそこにたくさんの自転車が置いてあれば、気にせず駐車してしまうのが人間の性。しかし、この表現を少し変えるだけで、あっという間に心理的に負荷がかかり、ここに置きたくなくなっていきます。
2. 誰でも真似しやすい手軽さ
言葉一つ、看板一つで簡単に実施できるため、日本中の放置自転車で悩む人に自然と伝播していったのでしょう。同様の施策は日本全国に広がっているようです。この誰でも手軽に真似ができる「シンプルさ」は非常にポイントで、アイデアの強さにも繋がってくると感じます。
一方で、法律的な課題点が残ってしまうのがやや残念なところ。個人的には「とんちが聞いててす素晴らしい施策じゃないか」という思いもありますが、一歩間違えれば、自分の所有物が勝手にもっていかれてしまう世の中にもなってしまいます。もう一歩、よい工夫が付け加えられると良いんだろうな。
|効果メモ
- 賛否の声が多数
|参考
京都が「駐輪禁止」を表現するとこうなる | netgeek(新しいタブで開く)
放置自転車対策の「斬新な張り紙」が話題に…法的な問題は? (2014年7月7日) – エキサイトニュース
「放置自転車です。ご自由にお持ち帰りください」こんな張り紙はアリなのか? – 弁護士ドットコムニュース
「ご自由にお使いください」…大阪・アメリカ村にあった放置自転車対策の看板が話題に、本当に使ってもOK? | オトナンサー