HONDA「Ole! Ole! CR-Z」

|概要

  • 日時:2010年2月12日〜3月31日
  • 主体:mixi
  • 施策:
    • mixiのニックネームにCR-ZをつけたらCR-Zという車が当たるキャンペーン
    • 日々のサイコロや友達招待によって当選確率がアップする

|いい仕組みポイント

1. ユーザープロフィールをメディアとして活用


SNSにおいて誰もが目にする場所が「プロフィール名」だ。そんな一丁目一番地を広告キャンペーンのメディアとして活用した視点が恐ろしい。突然、複数の友達が「CR-Z」という見たこともない文字列をプロフィールにつけていたら、何が起きたんだと、嫌でも気になってしまう。SNSが普及し始めた当時から、ここに目をつけるという発想に脱帽。

2. SNSとゲーミフィケーションの融合


自己努力によって「当選確率がアップする」という仕組みを加えながら、そこにSNSらしい「友達を招待する」という行為を掛け合わせたのがポイント。これにより、「1日5人にまで、サイコロを振る権利をプレゼントでき、そうすることで自分の当選確率を上げることができる」という仕組みに進化させている。他人がサイコロを振る回数が増えれば、自分だけでなく他人の当選する確率も高くなる。SNSらしい他者とのつながりを意識する世界で、この仕組みがとてもワークした。これによって一気に新規参加者の獲得ができている。

|効果メモ

  • 参加者1万人目標のなか、82万人を超える参加者になる。
  • 当時のmixiユーザーは1800万人。22.5人に1人が参加したことになる。
  • 検索サイトで「CR-Z」と調べる人が増加。ホームページを立ち上げてから1ヵ月間の訪問者数は同じくホンダのハイブリッド車であるインサイトの数字を超えた。
  • キャンペーン事務局には「このキャンペーンでCR-Zを知って購入した」とメールも届く。

|参考

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